《微細加工研究所》へようこそ

所長の湯之上隆(ゆのがみたかし)です。
 
半導体技術者と社会科学者の二つの経験を生かして、新聞や雑誌記事の執筆とコンサルタントを行っています。
 
半導体では、微細加工技術者として、16年間に渡り、研究、開発、量産、合弁会社、コンソーシアムのすべての組織に所属しました。
 
その後、5年間は大学で、技術者の視点から、半導体産業の社会科学研究を行いました。
 
趣味は、潜水回数2000本を超えるスクーバダイビング(インストラクター)と2013年から始めたヨガです。

 
  

What's New

新着情報

今週のお知らせ

Facebookより抜粋

 New !!  【2025年8月26日】 EE Times Japan

 
 日本の前工程装置の出荷額シェアはジリ貧となっていますが、露光装置のKrFとi線の出荷台数でCanonが奮闘しています。特にi線では、2024年に182台を出荷し、44台のASMLを大きく上回っています。
 
 さらにCanonは、EUV等よりずっと安価に微細パターンを形成できるナノインプリントリソグラフィ(NIL)の量産適用を目指しています。
 
 もし、NILが先端チップの量産に使われるようになれば、Canonは最先端の露光装置としてNIL、先端からレガシーまで万遍なく使われるi線の二つの基幹ビジネスを持つことになります。今後のNILの行方が注目されます。
 
湯之上隆のナノフォーカス(83) 前工程装置でシェア低下が続く日本勢、気を吐くキヤノンは希望となるか
 


【2025年8月21日】 メルマガ

 
 メルマガ『前工程装置市場の動向(その2)  - 5番目の100億ドルクラブ候補はPVD装置 - 』を配信しました。
 
 装置メーカーの動向を分析すると、中国NAURAとAMECが急成長していることが分かります。特にNAURAは、装置の売上高ランキングで6位に浮上しました。
 
 その原動力には、ドライエッチング装置(シェア6%)とPVD装置(シェア12.2%)等があります。今後は、先端ロジック半導体に、裏面電源供給ネットワーク(BSPDN)が使われることもあり、PVD市場がより拡大すると考えられます。NAURAもその流れに乗って躍進するかもしれません。
 

メールマガジン 内側から見た「半導体村」 今まで書けなかった業界秘話

 


【2025年8月19日】 EE Times Japan 創刊20周年記念イベント

 
 2025年6月に創刊20周年を迎えたEE Times Japanが、9月17日(水曜日)17時~20時に記念イベントを開催します。
 
 その中で、私は、20周年記念講演を行います。ご参加を希望される方は、以下のサイトから応募して下さるようお願いします。
 
 → https://eetimes.itmedia.co.jp/ee/articles/2508/18/news060.html
 
 参加費は無料です。募集期間は8月18日~29日までです。
 
 皆様と会場でお会いできることを楽しみにしております。
 


【2025年8月12日】 JBpress

 
 トランプ大統領は、半導体に100%の関税をかけると発言した。この100%関税を回避するために、例えばNVIDIAは、5000億ドルを投じて、前工程をTSMCアリゾナ工場で行い、Amkorに米国で後工程を行うよう要請し、サーバーへの組立をホンハイに米国で行うようにと求めている。
 
 このように、設計、前工程、後工程、組立を米国で完結させられれば、100%の関税は回避できる。しかし、このNVIDIAの構想には大きな問題がある。
 
 TSMCアリゾナの第2工場以降、Amkorの後工程工場、ホンハイの組立工場が、優秀な技術者を集められるとは思えない。その上、TSMCやAmkorは、関税が15%以上かかる日本製の製造装置や材料を多岐にわたって輸入しなければならない。
 
 結局、どのような方法を取ろうとも、トランプ関税から逃れる術はない。トランプ関税は「百害あって一利なし」の世界最大の愚策である、ということを寄稿しました。
 


【2025年8月1日】 講演の予定と実績

 
 講演の予定と実績を更新しました


【2025年7月26日】

 
 7月26日、64回目の誕生日を迎えました。たくさんの方からお祝いの言葉を頂きました。どうもありがとうございました。連日猛暑が続いており、かなり参っていますが、半導体業界はこれまでにも増して賑やかです。今後もあちこちに記事を書き続けますので、よろしくお願いいたします。
 
 追伸)7月2日に寄稿したEE Times Japanの記事が爆発的に読まれたと編集部から聞きました。その結果、9月17日に開催されるEE Times Japanの20周年記念の催しで、基調講演を行うことになりつつあります。参加者は、抽選で選ばれるのだそうです。皆様に会場でお会いできることを楽しみにしています。
 


中日新聞

 
 「中日懇話会」での講演が、中日新聞に掲載されました。
 

 



第四刷
 
 2023年4月20日に出版した『半導体有事』(文春新書)ですが、お陰様で第四刷。
 
 第四版では一部、筆者の認識違いを修正しました。
 
 お買い上げいただいた皆様、誠にありがとうございました
 

 

朝日新聞インタビュー

 
 朝日新聞(2023/11/24)のコラム『TSMCの衝撃④』に筆者のインタビューが掲載されました。朝日新聞によれば、大きな反響があったとのことです。
 

 
 





ビデオニュース

 
 「ビデオニュース」に出演しました。(2023/07/30)
 
 テーマは『日本が半導体戦争に負けた理由と同じ過ちを何度も繰り返す理由』です。
 
 次のサイトで、10分(無料)のダイジェスト版が視聴できます。
 https://www.videonews.com/marugeki-talk/1164
 


キャノングローバル戦略研究所 動画

 
 キャノングローバル戦略研究所の杉山大志氏が司会を務める動画に出演しました。(2023/07/10)
 
 動画のサイトはこちらです。
 
 → https://cigs.canon/videos/20230710_7515.html
 


週刊プレイボーイ

 
 2023年5月29日に出版された『週刊プレイボーイ』の「”本”人襲撃」のコラムに、文春新書「半導体有事」のインタビュー記事が掲載されました。ご笑覧いただければ幸いです。
 




出演したテレビ東京の動画は、こちら

 

【豊島晋作】日本半導体産業、復活のシナリオとは!?
【セカイ経済】(2022年4月27日)


 
 

【豊島晋作】中国 VS アメリカ!?米中半導体戦争を徹底解説!!
【セカイ経済】(2022年4月19日)


 
 日本、韓国、台湾、中国の4か国を「東アジア」と定義した場合、その東アジアが特徴的に強い産業が多数あります。それらを総合的にまとめた書籍が『東アジア優位産業』(中央経済社)です。
 
 私は、「第13章 半導体 メモリメーカーの飛躍的成長と中国の台頭」を分担執筆しています。
 
 著者割引で2割引きになるそうです。もし、ご所望の方がおられましたら、ご連絡ください。