《微細加工研究所》へようこそ

所長の湯之上隆(ゆのがみたかし)です。
 
半導体技術者と社会科学者の二つの経験を生かして、新聞や雑誌記事の執筆とコンサルタントを行っています。
 
半導体では、微細加工技術者として、16年間に渡り、研究、開発、量産、合弁会社、コンソーシアムのすべての組織に所属しました。
 
その後、5年間は大学で、技術者の視点から、半導体産業の社会科学研究を行いました。
 
趣味は、潜水回数2000本を超えるスクーバダイビング(インストラクター)と2013年から始めたヨガです。

 
  

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今週のお知らせ

Facebookより抜粋

【2018年7月11日】 メルマガ日本ビジネスプレス

 
 米国と中国によるハイテク貿易摩擦が激化している。
 
 まず、米国が強烈なビンタを2発、中国にお見舞いした。中国は1発張りかえし、2発目はどうするのかと思っていたら、米マイクロンに対して、中国での半導体メモリの生産・販売を禁止するというビンタを張りかえした。
 
 実は、マイクロンは、中国でDRAM工場を立上中のRuiLiとJHICCに対して、技術漏洩の疑いで訴訟を起こしていた。ところが、中国の裁判所は、これを逆手にとって、マイクロンが中国のDRAM技術を盗んだ容疑で、メモリの生産・販売を中止したのである。
 
 これは噴飯もので、中国はまだ1個もDRAMをつくるに至っておらず、したがってマイクロンが盗むような技術は何もない。つまり、実態は技術を盗んでいる中国が、被害者のマイクロンを訴え、中国の裁判所がこれを利用して、マイクロンに生産・販売中止を命じたわけだ。
 
 まったくマイクロンにとってはいい迷惑だが、この中国裁判所の命令は、マイクロンの企業存亡にかかわる問題である。というのは、マイクロンの売上高の51%が中国向けビジネスであるからだ。普通、売上高が半分吹っ飛んだら、企業は倒産する。中国によるあらぬ言いがかりであることは明白だが、マイクロンは窮地に立たされている。
 
 米国は、果たして中国に、今後どうやり返すのだろう?
 
 ・・・という記事を書きました。



【2018年6月26日】 ビジネスジャーナル

 
 「やられたら、やり返す」。どこかのテレビドラマのセリフのような報復合戦が、米中間で始まった。
 
 米国が中国に2発ビンタをお見舞いし、今度は中国が2発張りかえした。
 
 2発目のビンタは、米韓がDRAMの独占禁止法に違反しているという容疑だ。実際、米マイクロン、サムスン電子、SK Hynix、3社のDRAMのシェアは95%を超えてお里、昨年1年間でDRAM価格は2倍以上に高騰した。生産量を抑制しているのに高騰する価格のお蔭で、売上高も利益も天井知らずとなっており、DRAMメーカーは「濡れ手に粟」状態だったが、中国に突如、冷水をぶっかけられた。今後、独禁法違反ということになると巨額の制裁金が課せられる。さて、どうなることやら? 


【2018年6月26日】 メルマガ

 
 私がもっとも得意なものは何か? それはSCUBA・Divingである。1988年2月から海の虜になり、潜った本数は2500本を超え、1989年10月にインストラクターとなり、Cカードも80枚ほど発行している。
 
 今回のメルマガでは、スクーバ・ダイビングのイノベーション史を論じました。

①第一のイノベーションは、ジャック・イブ・クストーらが発明したスクーバ・システム。圧縮空気を充填したタンクと、水深の周囲圧に応じた圧力の空気で呼吸できるようにしたレギュレータの二つの要素からなる。


②第二のイノベーションは、あらゆる水深に応じて、浮もしない沈みもしない浮力(中性浮力という)をとることを可能にした浮力調整装置のBCDの普及。


③第三のイノベーションは、潜水時間と水深を計測することにより、その水深に後何分、安全に潜水できるかを表示することを可能にしたダイビングコンピュータの普及。この中には、筆者の専門とするところの半導体チップが多数、搭載されている。


④そして第四のイノベーションは、水中デジカメの爆発的な普及。今や、ほとんどのダイバーが水中デジカメを持ってダイビングする。その結果、ダイバーが新種の水生生物を発見するケースもある。つまり、水中デジカメは、生物学にも貢献しているということである。


 ・・・ということを、メルマガで論じました。


【2018年6月26日】 日経テクノロジーオンライン

 
 今月の大喜利のテーマは、「米中ハイテク貿易摩擦」です。米国が2発ビンタを張り、中国が1発張り返した。もう一発は、「米ベインによる東芝メモリの買収を中国が認めないこと」になるかと思っていたら、それはすんなり許諾された。ところが、中国が「米韓のDRAMが独占禁止法に抵触する」と言いだした。これが2発目のビンタだ。「やられたら、やり返す」。今後もビンタの張り合いは続くと思います。