♪  半導体技術者の視点で、社会科学の研究を推進中。  ♪  社会科学者の視点で、半導体の技術開発を推進中。  ⇒ 最新記事と講演については、facebookでもお知らせしています。

《微細加工研究所》へようこそ

所長の湯之上隆(ゆのがみたかし)です。
 
半導体技術者と社会科学者の二つの経験を生かして、新聞や雑誌記事の執筆とコンサルタントを行っています。
 
半導体では、微細加工技術者として、16年間に渡り、研究、開発、量産、合弁会社、コンソーシアムのすべての組織に所属しました。
 
その後、5年間は大学で、技術者の視点から、半導体産業の社会科学研究を行いました。
 
趣味は、潜水回数2000本を超えるスクーバダイビング(インストラクター)と2013年から始めたヨガです。

 
  

What's New

新着情報

今週のお知らせ

Facebookより抜粋

 New !!  【2017年9月15日】 メルマガ

 
 9月5日~8日、福岡国際会議場で開催された秋の応用物理学会に参加しました。その最大のトピックスは、ラムリサーチの野尻一男氏が発表した「10 nmノード以降対応のアトミックレイヤーエッチング(ALE)」です。

 ここ数年、原子を一層ずつエッチングするALEの研究開発がブームになっていましたが、どの半導体デバイスの、どの工程に使われるかが、未定でした。しかし、野尻氏の発表によれば、ALEが10nmロジック半導体のセルフアラインコンタクト(SAC)に使われたとのことです。恐らく、TSMCが、最近発売されたiPhoneX用プロセッサのSACに使ったものと思われます。

 今後、ALEが爆発的に使われるようになるかもしれません、ということを、メルマガで報じました。


 New !!  【2017年9月15日】 日本ビジネスプレス

 
 8月31日、東芝メモリの売却先がWD陣営に決まるはず…だったのですが、結局何も決まりませんでした。
 
 2018年3月末までに債務超過を解消し、上場廃止を避けるにはギリギリに期限だったはずだったのに。
 
 各社のトップに申し上げたい。
 
 まず、WDのスティーブ・ミリガンCEOには、「直ちに裁判を取り下げ、東芝メモリへの議決権比率を15%に下げよ」。
 
 次に、東芝の綱川智社長には、「ベインキャピタルやホンハイなどを天秤に掛けたりせず、WDと独占交渉せよ」。
 
 以上。


【2017年9月4日】 日経テクノロジーオンライン

 
 今回のテクノ大喜利のお題は「半導体、Å(オングストローム)時代はくるのか?」です。
 
 ベルギーのコンソーシアムimecが「2026年に14Å」のマイルストーンを発表しました。14Åはシリコン原子7個分しかありません。そんな超微細なトランジスタが量産される時代が来るかと問われたら、私は明快に「Yes!」と回答します。
 
 「14Åの壁」は、第1に心理的な障壁、第2に専門家や権威者だと思います。人間は、あまりに困難な壁に直面するとやる前に「できない」と諦めてしまいます。また、その道の専門家や権威者は、彼らが住んでいるパラダイムの常識から考えて「できない理由をあげつらう」からです。
 
 フレッシュな頭脳を持った技術者たちが、10年後に「14Åの時代」を切り開くことを応援したいと思います。