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《微細加工研究所》へようこそ

所長の湯之上隆(ゆのがみたかし)です。
 
半導体技術者と社会科学者の二つの経験を生かして、新聞や雑誌記事の執筆とコンサルタントを行っています。
 
半導体では、微細加工技術者として、16年間に渡り、研究、開発、量産、合弁会社、コンソーシアムのすべての組織に所属しました。
 
その後、5年間は大学で、技術者の視点から、半導体産業の社会科学研究を行いました。
 
趣味は、潜水回数2000本を超えるスクーバダイビング(インストラクター)と2013年から始めたヨガです。

 
  

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Facebookより抜粋

 New !!  【2018年1月22日】 日経テクノロジーオンライン

 
 今月の「テクノ大喜利」のテーマは、「2018年の注目・期待・懸念」です。
 
 今年は、中国の紫光集団傘下の長江ストレージ(旧XMC)が3次元NANDを本格的に立ち上げます。しかしそれより恐ろしいのは、中国が本格的に最先端(1Xnm)DRAMの巨大工場を、少なくとも3か所で建設しようとしていることです。
 
 ここ数年でDRAMは、サムスン電子、SK Hnix、マイクロンの3社に集約されました。その3社が”緩やかな談合”をしているため、1年間でDRAM価格が2倍に高騰しました。
 
 しかしここに、中国が参入してくる可能性が高まりました。放っておけば価格が高騰する「幸せで快適なDRAMビジネス」は終焉を迎えます。
 
 中国参入の隙を微塵もつくらせないようにするため、サムスン電子は急遽、DRAMへの大規模投資を決めました。SK Hynixやマイクロンも黙ってはいないでしょう。
 
 つまり、DRAMのチキンレース開始のゴングが鳴らされました。
 
 既存の大手3社に加えて中国が参入することにより、DRAM市場はぶち壊れ、価格暴落が起き、もしかしたら東京五輪が開催される2020年には、生き残っているのはサムスン電子1社かも知れない。
 
 ・・・ということを論じました。


 New !!  【2018年1月22日】 メルマガ

 
 2016年から17年にかけて、世界のメモリ市場が大爆発した。NANDは作っても作っても足りない状態となり、DRAMは大手3社が”緩やかな談合”をした結果、価格が2倍以上に高騰した。今年もNAND市場の拡大は続く。
 
 しかし、DRAMは”緩やかな談合”が破棄され、チキンレースに突入し、価格暴落が起きるかもしれない。
 
 理由は二つある。
 
 ①まず、サーバー用DRAMが不足しており、グーグルなどクラウドビジネスを拡大させたいIT企業がサムスン電子に「毎月ウエハ2万枚の最先端DRAMの供給」を求めたという(日経新聞1月8日)。普通、個数単位で供給を求めるところを、ウエハ枚数で発注した模様で、こんな話は聞いたことがない。
 
 ②もう一つは、中国が少なくとも3か所で、最先端DRAMの巨大工場の建設を行おうとしている。
 
 以上二つの理由から、サムスン電子は、緩やかな談合をやめ、急激にDRAMキャパを月産40万枚から50万枚に引き上げる。
 
 SK Hynixやマイクロンも黙ってはいないだろう。
 
 要するに、DRAM大手3社が、中国企業が付け入るすきが微塵もない状態をつくろうと、大投資を敢行する。その結果、もしかしたら、東京五輪が開催される2020年には、生き残っているDRAMメーカーは、サムスン電子1社になるかもしれない。
 
 ・・・ということをメルマガで詳述しました。