《微細加工研究所》へようこそ

所長の湯之上隆(ゆのがみたかし)です。
 
半導体技術者と社会科学者の二つの経験を生かして、新聞や雑誌記事の執筆とコンサルタントを行っています。
 
半導体では、微細加工技術者として、16年間に渡り、研究、開発、量産、合弁会社、コンソーシアムのすべての組織に所属しました。
 
その後、5年間は大学で、技術者の視点から、半導体産業の社会科学研究を行いました。
 
趣味は、潜水回数2000本を超えるスクーバダイビング(インストラクター)と2013年から始めたヨガです。

 
  

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Facebookより抜粋

 NEW !!  【2019年12月7日】 メルマガ

 
 『コータ・デベロッパの企業別シェア』と題するメルマガを配信しました。
 
 洗浄装置市場では、サムスン電子100%子会社のSEMESが台頭し、スクリーンに迫る勢いでした。
 
 今回取り上げたコータ・デベロッパ市場でも、SEMESが頭角を現し始めています。
 
 世界シェアでは、東京エレクトロン(TEL)が75%前後と圧倒的で、SEMESのシェアは十数%程度です。しかし、韓国市場では、SEMESがTELとトップシェア争いをするほどの存在感があります。SEMESは、台湾(5.3%)、中国(2.7%)、米国(2.2%)にもビジネスを拡大しようとしており、今後、TELの牙城を崩すのかどうかが注目されます。

メールマガジン 内側から見た「半導体村」 今まで書けなかった業界秘話

 


 NEW !!  【2019年12月7日】 Japan Business Press

 
 8年前に「2010年に約3000億ドルだった世界半導体市場は、10年ごとに1125億ドルずつ増大し、2050年には2.5倍の7500億ドルになる」と予測したところ、「そんなに成長するはずがない」という批判を多数受けた。
 
 来年は2020年になる節目の年なので、その途中経過を検証してみた。筆者の予測では2020年に世界半導体市場は4125億ドルになるはずだったが、多くの業界団体は4500億ドルを超えると推定している。つまり、筆者の予測は10%上方修正されたわけだ。
 
 次に、10%上方修正された結果をもとに2050年の世界半導体市場の再予測を行うと、9000億ドルを超えることになった。
 
 さらに、「10年ごとに10%ずつ上方修正される」という仮定を取り入れると、2050年の世界半導体市場は、約1兆3000億ドルになると予測できた。
 
 人類の文明が進む限り、世界半導体市場の成長が止まることはあり得ないと思う。
 


【2019年11月24日】 EE Times Japan

 
 2010年に、各種の製造装置の企業別シェアを分析したところ、コータ・デベロッパ、洗浄装置、CMP装置のシェアが高いことが分かった。これらは全て液体材料を使う装置である。それ故、プロセス技術は、ハードウエアと液体材料の擦り合わせが必要であり、そこに日本が強みを発揮していると推論した。
 
 それから10年たった。相変わらず、液体材料を使う製造装置は日本企業が強いだろうか?
 
 世界シェアでは、コーデベ(82.6%)、2種類の洗浄装置がいずれも60%以上、CMPが35.8%と、やはり日本企業のシェアは高かった。
 
 ところが、韓国市場では景色が一変する。枚葉式洗浄装置で韓国SEMESが1位、バッチ式洗浄装置で韓国KC Techが1位、CMPでもKC Techが1位、コーデベでSEMESがTELに次ぐ2位になっている。加えてCVD装置でも、韓国企業3社の合計がAMATやLamのシェアを超えている。
 
 要するに、こと韓国市場では、日本企業の強みは、もはや無い。それどころか、日韓貿易戦争により、今後さらに韓国市場では日本製の装置が売れなくなる。日本企業は韓国で失ったシェアを別の地域(例えば中国など)で取り戻す必要がある。


【2019年11月11日】 ビジネスジャーナル

 
 2019年に、最先端露光装置EUVを、TSMCが18台、サムスンが8台、インテルが4台導入する見込みである。どうやら、2019年はEUV元年になりそうな気配である。
 
 TSMCは、昨年、月産6万枚のEUVキャパにウエハを流し、それらすべてをスクラップにしたという。つまり、新しい露光装置を使いこなすには、相当な練習が必要であるということだ。
 
 そういえば、i線からKrFに切り替わるのにも5年以上を要した記憶がある。
 
 TSMCは相当な時間と物量をつぎ込んでEUVを使いこなそうとしているが、サムスンとインテルは、十分な練習ができているとは思えない。EUVの量産適用は、まずTSMCが先陣を切り、数年遅れてサムスンとインテルが続く、という構図になりそうだ。


【2019年11月7日】 講演の予定と実績

 
 講演の予定と実績を更新しました。