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New !! 【2025年5月14日】 JBpressEE Times Japan
TSMCは過去最高水準の売上高を更新し続けていますが、その業績を詳しく分析すると、「5nmおよび3nmの最先端」「米国向け」「高性能コンピュータ(HPC)向け」という3点に過度に依存した“1本足打法”の状態であることがわかりました。
仮に、NVIDIAのGPU価格が暴落すれば、TSMCの業績は一気に崩れ去るリスクがあります。
従って、現状のTSMCの業績は、表面的には絶好調に見えるものの、構造的には非常に脆弱であり、「健全」とは言い難い状況にある…ということをEE Times Japanに寄稿しました。
EE Times Japan
【2025年5月12日】 JBpress
半導体の3大国際学会の一つ、VLSIシンポジウムで、中国からの投稿数と採択数が急増しています。
この原因については、2014年から3回に渡って投じられた「国家IC基金」(合計14兆円規模)と半導体の自給率を大幅に向上させるための政策「中国製造2025」(2015年)が約10年の歳月を経て、ようやく実り始めてきたのではないかと思われます。
要するに、一つの産業の競争力を向上させるための国家政策には、10年スパンの歳月がかかるということです。
論文数が低迷している日本も、ラピダスを設立したからと言って、すぐに日本の競争力が上がるわけがないことが、中国のケーススタデイからも分かります。
JBpress(Japan Business Press)
【2025年5月8日】 メルマガ
有料メルマガ『論文数が爆増したVLSIシンポジウム(その2) - その原因は中韓の大学の躍進 - 』を配信しました。
VLSIシンポジウムの論文数が爆増していますが、その原因は、中国と韓国(特に中国)の大学からの論文が劇的に増えていることが分かりました。1980年代に日米が創立したVLSIシンポジウムですが、その主役は明らかに中国と韓国に移行しています。米国は土俵際で踏みとどまっていますが、日本の存在感は消滅してしまいました。
第四刷
2023年4月20日に出版した『半導体有事』(文春新書)ですが、お陰様で第四刷。
第四版では一部、筆者の認識違いを修正しました。
お買い上げいただいた皆様、誠にありがとうございました。
朝日新聞インタビュー
朝日新聞(2023/11/24)のコラム『TSMCの衝撃④』に筆者のインタビューが掲載されました。朝日新聞によれば、大きな反響があったとのことです。

データマックス社 後編
データマックス社に寄稿した記事『日本が世界半導体産業ではたすべき役割とは 日本の製造装置のシェア低下が止まらない』の後編です。(2023/09/20)
https://www.data-max.co.jp/article/66443
ビデオニュース
「ビデオニュース」に出演しました。(2023/07/30)
テーマは『日本が半導体戦争に負けた理由と同じ過ちを何度も繰り返す理由』です。
次のサイトで、10分(無料)のダイジェスト版が視聴できます。
https://www.videonews.com/marugeki-talk/1164
キャノングローバル戦略研究所 動画
キャノングローバル戦略研究所の杉山大志氏が司会を務める動画に出演しました。(2023/07/10)
動画のサイトはこちらです。
→ https://cigs.canon/videos/20230710_7515.html
「東亜」
『東亜』という雑誌の2023年2月号に、「米国の半導体政策が世界にもたらす影響 - 厳しすぎる対中規制は台湾有事を誘発する - 」という記事を寄稿しました。
『東亜』の2月号は「半導体を巡る米中」をテーマに取り上げています。
日本、韓国、台湾、中国の4か国を「東アジア」と定義した場合、その東アジアが特徴的に強い産業が多数あります。それらを総合的にまとめた書籍が『東アジア優位産業』(中央経済社)です。
私は、「第13章 半導体 メモリメーカーの飛躍的成長と中国の台頭」を分担執筆しています。
著者割引で2割引きになるそうです。もし、ご所望の方がおられましたら、ご連絡ください。