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今週のお知らせ
【2023年5月28日】 ビジネスジャーナル
ビジネスジャーナルに、『日本政府は巨額助成金を投入…「日本の半導体産業が復活」が妄想だといえる根拠』を寄稿しました。
日本では半導体が脚光を浴びています。その中で、「日本半導体産業が復活する」という主張を頻繁に見聞きします。
しかし、これには大きな違和感があります。
というのは、現在、日本が注力しようとしているのは主に先端ロジック半導体ですが、ロジックが強かった時代は過去にないからです。
1980年代に日本はDRAMで世界シェア80%を独占しましたが、ロジックは強くなかった。
したがって、現在起きている現象を正確に言えば、「日本半導体産業の復活」ではなく、「ロジックへの新たな挑戦」です。しかも、ラピダスのそれは「無謀な挑戦」と言えるでしょう。
ということを記事にしました。
【2023年5月25日】 メルマガ
『VLSIシンポジウムの記者会見(後編)- TechnologyとCircuitsのハイライト発表 - 』と題する有料メルマガを配信しました。
VLSI2023については、(前編)で概要とタームテーブルなどを紹介し、(中編)で投稿・採択論文の分析を行いました。
今回の(後編)では、ハイライト論文を紹介しました。Samsungの3nmのGAA(とても歩留りが悪いようですが)、imecのCFET(一体いつ実用化されるのでしょうか)、TSMCの2nm(2025年頃にiPhone用プロセッサに搭載されるのでしょうか?)など、面白そうな発表が多数あります。
6月11日からの本会議が楽しみです。
メールマガジン 内側から見た「半導体村」 今まで書けなかった業界秘話
New!! 【2023年5月24日】 EE Times Japan
EE Times Japanに、『投稿論文が激増した「VLSIシンポジウム2023」、シンガポール国立大が台頭』を寄稿しました。
VLSIシンポジウム2023年で、デバイス分野のTechnologyと設計分野のCircuitsの採択論文数の機関別ランキングを集計してみました。
輝ける第1位は、欧州imecでもなく、SamsungやTSMCでもありませんでした。
何と、シンガポール国立大学が、1位になりました。
6月11日から京都で開催される本会議で、シンガポール国立大学の競争力の源泉を探りたいと思います。
EE Times Japan
【2023年5月17日】 プレジデントオンライン②
プレジデントオンラインに文春新書『半導体有事』の抜粋・第2弾が掲載されました。
6170億円の税金投入はまたムダになるだけ…半導体技術者が「経産省の半導体支援」に疑問を呈するワケ
経産省の診断と処方箋は、今回も間違っている
【2023年5月17日】 プレジデントオンライン①
プレジデントオンラインに、文春新書『半導体有事』の抜粋が掲載されました。
経産省が出てきた時点でアウト…日立の元技術者が「日本の半導体の凋落原因」として国会で陳述したこと
「技術で勝って、ビジネスで負けた」は大間違い
【2023年5月15日】 文春オンライン②
文春オンラインの二つ目として、『日本政府が「補助金2600億円」注入へ…半導体の新会社「ラピダス」の試みが“どう考えても不可能”だと思うワケ』が掲載されました。
「東亜」
『東亜』という雑誌の2023年2月号に、「米国の半導体政策が世界にもたらす影響 - 厳しすぎる対中規制は台湾有事を誘発する - 」という記事を寄稿しました。
『東亜』の2月号は「半導体を巡る米中」をテーマに取り上げています。
拙著記事案内
「文藝春秋オピニオン2022年の論点100」という雑誌に、拙著記事『半導体不足にあえぐ自動車メーカーの敵』が掲載されました。
紙の本なのでWebで読むことはできないのですが、書店に行かれましたら、ぱらぱらと見て頂ければ幸いです。
日本、韓国、台湾、中国の4か国を「東アジア」と定義した場合、その東アジアが特徴的に強い産業が多数あります。それらを総合的にまとめた書籍が『東アジア優位産業』(中央経済社)です。
私は、「第13章 半導体 メモリメーカーの飛躍的成長と中国の台頭」を分担執筆しています。
著者割引で2割引きになるそうです。もし、ご所望の方がおられましたら、ご連絡ください。