《微細加工研究所》へようこそ
サイエンス&テクノロジー主催のセミナー開催のお知らせ
12月10日(火)13:00~16:30、ライブ配信対応のセミナーを開催します。
これから訪れる本格的な生成AIブームとその羅針盤
― 生成AIの波に乗り損ねて企業存亡の危機に直面しているIntel ―
― 4度目のIPOを目指す「オオカミ少年」キオクシアの厳しい現状 ―
本セミナーは会場受講とLive配信のハイブリッドで開催し、セミナー終了後にはアーカイブ配信も行います。
詳細は次のサイトをご参照ください
→ https://www.science-t.com/seminar/A241210.html
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今週のお知らせ
New !! 【2024年11月12日】 EE Times Japan
「技術的なエラー」で1日早く決算報告書がリリースされてしまったASMLの2024年Q3は、露光装置の受注額がQ2から50%減少したことなどから、東京エレクトロンやレーザーテックの株価が急落し、経平均株価は大幅反落して「ASMLショック」が広がった。
しかし、「受注額50%減」がそんなに問題なのだろうか?
これまでも、受注額は2022年Q3から2023年Q3にかけて70%減少し、2023年Q4から2024年Q1にかけて60%減少している。ところが、これらの受注額の大減少によって「ASML大ショック」というようなニュースが報道されたことは無かった(と思う)。
筆者は株式についてはど素人ではあるが、どうも「ASMLショック」については、株式市場が過剰反応しているように見えてならない。そんなことよりも、11月5日の米大統領選でトランプ氏が当選したが、そのトランプ氏の過激な政策による「トランプ・ショック」の方が問題なのではないか?
ということを、EE Times Japanに寄稿しました。
EE Times Japan
【2024年10月27日】 伊勢新聞
伊勢新聞連載「半導体漫遊記」の記事紙面PDF、19本、公開しました。
残念な台湾フォーラム TSMC熊本工場の疑似体験(2024年10月1日)
好調と言えど業績さえず 上場目指すキオクシア(2024年9月17日)
インテルはどこで何を間違えた? 不調の根本は05年に(2024年9月3日)
インテル、赤字決算の衝撃 コロナ特需終焉、AI敗北(2024年8月20日)
ASMLが中国に大量出荷 ArF液浸、受注残が原因か(2024年8月6日)
TSMC熊本第1工場の実態 JASMは持続可能でない(2024年7月23日)
キヤノンが大健闘 露光装置、i線とKrFで(2024年7月9日)
止まらない日本のシェア低下 製造装置、3位転落 欧米に抜かれ(2024年6月25日)
シャープの液晶パネル撤退 技術者の半導体転向は困難(2024年6月11日)
なぜTSMCはトップになれたか 失敗を糧に飛躍遂げ(2024年5月28日)
論文数が飛躍的増加 半導体の国際学会 中韓躍進、日本は低迷(2024年5月14日)
GPUの不足続く HBMも、量産へ熾烈な争い(2024年4月30日)
熊本に先端パッケージング工場 巨額補助金も国益ならず(2024年4月16日)
今年の半導体市況、本格回復しない? 出荷額増大も個数は低迷(2024年4月2日)
NHK報道に落胆 佐賀シンポで筆者基調講演(2024年3月19日)
ASMLが世界1位 半導体製造装置の売上高(2024年3月5日)
NVIDIAだけ高成長 23年売上高1位のTSMC苦境続く(2024年2月20日)
TSMC熊本の需要に懸念 28、16、7nm売上高が現象(2024年2月6日)
AI半導体用DRAM巡る攻防 SKハイニックス、首位接近(2024年1月23日)
【2024年10月24日】 メルマガ
『日本半導体への意見が「笑ってしまうほど正反対」になる理由 - 1次方程式「y=ax」の係数「a」が問題 - 』と題する有料メルマガを配信しました。
豪州クイーンズランド大学教授の野北和宏氏によれば、拙著『半導体有事』と東大の黒田先生の著書『半導体の超進化論』は、「笑ってしまうほど両者の意見は正反対」なのだそうです。
本メルマガでは、なぜ、私と黒田先生の意見が正反対になるかを考察しました。
入力「x」があり、出力「y」となる場合、筆者と黒田先生は、脳の中の係数「a」の極性が正反対(例えば、筆者がマイナス、黒田先生がプラス)であることが、意見が正反対になる原因だと思われます。
メールマガジン 内側から見た「半導体村」 今まで書けなかった業界秘話
【2024年10月15日】 JBpress
日本はファウンドリーのTSMCを熊本に誘致しましたが、そこに生産委託する設計ファブレスが5社位しかない上に、後工程メーカー(OSAT)もほぼ無い状態です。つまり、日本半導体産業は「いびつ」です。
それに比べて半導体新興諸国のベトナムは、2030年までの目標を、ファブレス100社、ファウンドリー1社、OSAT10社としています。半導体産業をよく理解した、バランスが取れた優れた政策です。
なぜ日本は、こういう政策を立案できないのでしょうか?
JBpress(Japan Business Press)
第四刷
2023年4月20日に出版した『半導体有事』(文春新書)ですが、お陰様で第四刷。
第四版では一部、筆者の認識違いを修正しました。
お買い上げいただいた皆様、誠にありがとうございました。
朝日新聞インタビュー
朝日新聞(2023/11/24)のコラム『TSMCの衝撃④』に筆者のインタビューが掲載されました。朝日新聞によれば、大きな反響があったとのことです。
データマックス社 後編
データマックス社に寄稿した記事『日本が世界半導体産業ではたすべき役割とは 日本の製造装置のシェア低下が止まらない』の後編です。(2023/09/20)
https://www.data-max.co.jp/article/66443
ビデオニュース
「ビデオニュース」に出演しました。(2023/07/30)
テーマは『日本が半導体戦争に負けた理由と同じ過ちを何度も繰り返す理由』です。
次のサイトで、10分(無料)のダイジェスト版が視聴できます。
https://www.videonews.com/marugeki-talk/1164
キャノングローバル戦略研究所 動画
キャノングローバル戦略研究所の杉山大志氏が司会を務める動画に出演しました。(2023/07/10)
動画のサイトはこちらです。
→ https://cigs.canon/videos/20230710_7515.html
「東亜」
『東亜』という雑誌の2023年2月号に、「米国の半導体政策が世界にもたらす影響 - 厳しすぎる対中規制は台湾有事を誘発する - 」という記事を寄稿しました。
『東亜』の2月号は「半導体を巡る米中」をテーマに取り上げています。
日本、韓国、台湾、中国の4か国を「東アジア」と定義した場合、その東アジアが特徴的に強い産業が多数あります。それらを総合的にまとめた書籍が『東アジア優位産業』(中央経済社)です。
私は、「第13章 半導体 メモリメーカーの飛躍的成長と中国の台頭」を分担執筆しています。
著者割引で2割引きになるそうです。もし、ご所望の方がおられましたら、ご連絡ください。