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オンデマンド配信のお知らせ
2025年12月に行ったサイエンス&テクノロジー主催のセミナー『GAA覇権戦争とAIデータセンターの衝撃への羅針盤』のオンデマンド配信を開始しました。
配信は4月24日(金)までの予定です。
詳細は次のURLへ
→ https://www.science-t.com/seminar/O260136.html
What's New
今週のお知らせ
New !! 【2026年2月23日】 伊勢新聞
伊勢新聞に連載の「半導体漫遊記」、記事紙面PDFを、31本、無料公開しました。
メモリ価格高騰止まらず AIバブル 深刻な半導体不足
車が造れない 蘭ネクスペリアの出荷停止 中国リスク
TSMCの基幹事業大転換 スマホからAI半導体へ
EUV保有数から見る実力差 強力なTSMC 脆弱なラピダス
プロセッサ市場の主役交代 AMD快進撃、インテル苦境
SKハイニックス時代到来 メモリシェアDRAMとHBMで首位
ラピダス発表に強い違和感 2nm・GAA試作と動作確認
さらば、インテル 大規模リストラで人材流出の危険性 10年後は消滅か
露光装置でキャノン健闘 「i線」でASMLを圧倒
「コータ・デベロッパ」シェア1位 TEL、競争力の源泉は
先端半導体メーカーの現在地 TSMCは量産目前 ラピダスは開発の入り口
3次元半導体の時代 ラピダスには不可能な理由
電界効果トランジスタ発明100年 技術進化は今後も続く
米関税に有効な対策なし エヌビディアのGPU
国際学会に見る中国の大躍進 10年越しの政策が奏功
過去最多の論文数に VLSIシンポ 中韓の爆増が背景
トランプ関税の破壊的影響 台湾反旗ならどうなる
2nm量産、遠い道のり ラピダス現在地 よくて初期段階か
インテル再建困難か TSMCが運営を検討 洗浄工程に互換性なく
DRAMメーカーの栄枯盛衰 苦戦するサムスン
装置市場、10年間で3倍へ 来年は15%増1390億ドル予想
ディープシークの登場 AI開発に新たな可能性
第2次トランプ政権と台湾有事 TSMC破壊は現実になるか
成熟分野で中国飛躍へ どうする第2次トランプ政権
ラピダスに最先端装置 EU V露光搬入開始 気が遠くなる練習必要
市場、10年で2倍に成長 29年、シンギュラリティーか
エヌビディアなど3社 AI半導体 第1ラウンド勝者
受注額半減「ASMLショック」 株式市場は過剰反応か
新刊2冊「悲観と楽観」 正反対の著者、番組見送り
バランス悪い日本の政策 新興国ベトナムを見習え
"GPU祭り"は序章 NVIDIA 本格AIブームはこれから
【2026年2月19日】 メルマガ
露光装置市場を独占しているASMLについて、2005年から2025年までの地域別売上高の積算値をグラフにしてみました。このグラフは何を意味しているのでしょうか?
露光装置は非常に高額で、かつ導入から約20年間稼働します。したがって、このグラフが示すことは、台湾や韓国が20年に渡って果敢な投資行動を行ってきたという事実です。
その積み上げの結果、台湾TSMCはファウンドリの売上高で世界1位になり、韓国のサムスン電子とSK hynixはメモリのトップ企業となりました。
そして、ここ10~5年間の投資は次の10年~20年後の覇権を決めることになります。これは不可逆である…ということを、メルマガ『露光装置は嘘をつかない - ASMLが映す20年後の覇権 - 』(2026年2月19日)で論じました(中国が怖い存在になってきています)。
【2026年2月11日】 JBpress
TSMC熊本の第2工場は、当初予定されていた7nmではなく、3nmをつくることになりました。
3nmではAI半導体を製造することになりそうですが、問題は日本に後工程の拠点がないことです。したがって、熊本で製造された3nmのウエハは、台湾TSMCに送られて、そこでCoWoSパッケージを行う必要があります。
しかし、2025年末で月産60K程度しかないCoWoSキャパシテイを、熊本第2工場の3nmに割り当ててくれるでしょうか?
もし、そのキャパが月産15K以下なら、熊本第2工場は赤字に沈みます…ということをJBPRESSの『その半導体工場は本当に儲かるのか? JASM熊本第2工場を「後工程が支配する」という現実』で論じました。
JBpress(Japan Business Press)
【2026年1月26日】 EE Times Japan
現在起きている現象は「AIバブル」なのでしょうか?
過去の「Windows95バブル」、「ITバブル」、「メモリバブル」と、今回の「AIブーム」について、世界半導体出荷額の前年成長率を比較してみました。
その結果、過去に「バブル」と呼ばれたときは、2~3年で成長率がマイナスに落ち込んでいることがわかります。ところが「AIブーム」については、マイナスに落ち込む気配が見えません。
ということは、AIは「バブル」ではなく「トレンド」になったということだと思います。したがって、この先も世界半導体出荷額は増え続けていくでしょう。・・・ということをEE Times Japanで論じました。
EE Times Japan
【2025年12月15日】 学術誌『表面と真空』
学術誌『表面と真空』(2025年12月号)に、拙著寄稿「先端Logic 半導体メーカー各社の2 nmの戦略と現在地 - 開発とは何か,量産とは何か,歩留まりとは何か - 」が掲載されました。
J-STAGEに登録すると(無料)、PDFをダウンロードすることができます。
→ https://www.jstage.jst.go.jp/browse/-char/ja
Webの記事と違って、論文を書くのは大変でした。
【2025年11月27日】 メルマガ著者メッセージ
メルマガの著者メッセージを更新しました。
以下、その転載です。
いま世界では、半導体が単なる工業製品ではなく、国家の安全保障と経済力を規定する戦略資源として扱われている。AI、軍事、エネルギー、金融、通信──あらゆる領域の基盤を支えるのが先端半導体であり、各国はその製造能力を国内に確保するために、これまでにない規模の資金と制度を投入している。これは一時的なブームではなく、明確な潮流である。
こうした中、日本は長らく失われていた半導体製造基盤を再構築しようとしている。TSMCの熊本誘致、Rapidusによる2nmロジック量産への挑戦は、その象徴だ。しかし、これらは“やればできる”類の話ではない。半導体は、技術、人材、装置、材料、サプライチェーン、顧客基盤、地政学──あらゆる要素が高度に統合された産業であり、根拠のない楽観は、必ず失敗を招く。
過去の日本は、この産業の構造と変化の速度を読み違え、正しい政策判断を持続できなかった。結果として、世界の最前線から脱落した。この歴史を直視しなければ、同じ過ちを繰り返すだけである。TSMC熊本もRapidusも、成功する可能性は決してゼロではない。しかし、それを実現するには、これまでと比較にならないほど徹底した現実認識と、継続的な実行力が必要になる。それが欠ければ、国策はまた失敗する。
私は、半導体産業を内部から見続けてきた経験をもとに、事実だけを、冷静に、正確に、タイムリーに伝えることを自らの責務と考えている。表面だけを追っていては、本質には到達できない。企業戦略も国策も、成功と失敗を分けるのは、華やかな発表ではなく、現場が積み上げる現実である。この現実を理解することなしに、未来の議論を行うことはできない。
本メルマガでは、読者の判断に資するために、半導体産業の構造変化、各国の戦略、技術の進化、サプライチェーンの実相を、淡々と、しかし徹底的に分析していく。AI時代における産業競争は、もはや後追いでは成立しない。正しい情報と正しい認識だけが、未来の選択を可能にする。私はその一助となるべく、これからも筆を取っていく。
半導体や電機産業に携わるビジネスを理解するための一助として、また技術開発の方向性を見出すための手助けとし て、本メルマガをご活用頂ければ、著者としてこれに優る喜びはない。
第四刷
2023年4月20日に出版した『半導体有事』(文春新書)ですが、お陰様で第四刷。
第四版では一部、筆者の認識違いを修正しました。
お買い上げいただいた皆様、誠にありがとうございました。
朝日新聞インタビュー
朝日新聞(2023/11/24)のコラム『TSMCの衝撃④』に筆者のインタビューが掲載されました。朝日新聞によれば、大きな反響があったとのことです。
データマックス社 後編
データマックス社に寄稿した記事『日本が世界半導体産業ではたすべき役割とは 日本の製造装置のシェア低下が止まらない』の後編です。(2023/09/20)
https://www.data-max.co.jp/article/66443
ビデオニュース
「ビデオニュース」に出演しました。(2023/07/30)
テーマは『日本が半導体戦争に負けた理由と同じ過ちを何度も繰り返す理由』です。
次のサイトで、10分(無料)のダイジェスト版が視聴できます。
https://www.videonews.com/marugeki-talk/1164
キャノングローバル戦略研究所 動画
キャノングローバル戦略研究所の杉山大志氏が司会を務める動画に出演しました。(2023/07/10)
動画のサイトはこちらです。
→ https://cigs.canon/videos/20230710_7515.html
「東亜」
『東亜』という雑誌の2023年2月号に、「米国の半導体政策が世界にもたらす影響 - 厳しすぎる対中規制は台湾有事を誘発する - 」という記事を寄稿しました。
『東亜』の2月号は「半導体を巡る米中」をテーマに取り上げています。
日本、韓国、台湾、中国の4か国を「東アジア」と定義した場合、その東アジアが特徴的に強い産業が多数あります。それらを総合的にまとめた書籍が『東アジア優位産業』(中央経済社)です。
私は、「第13章 半導体 メモリメーカーの飛躍的成長と中国の台頭」を分担執筆しています。
著者割引で2割引きになるそうです。もし、ご所望の方がおられましたら、ご連絡ください。













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