《微細加工研究所》へようこそ

所長の湯之上隆(ゆのがみたかし)です。
 
半導体技術者と社会科学者の二つの経験を生かして、新聞や雑誌記事の執筆とコンサルタントを行っています。
 
半導体では、微細加工技術者として、16年間に渡り、研究、開発、量産、合弁会社、コンソーシアムのすべての組織に所属しました。
 
その後、5年間は大学で、技術者の視点から、半導体産業の社会科学研究を行いました。
 
趣味は、潜水回数2000本を超えるスクーバダイビング(インストラクター)と2013年から始めたヨガです。

 
  

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新着情報

今週のお知らせ

Facebookより抜粋

 New !!  【2020年2月9日】 メルマガ

 
 メルマガ『なぜDRAM出荷個数が増大するのか?』を配信しました。
 
 ここ10年間は、DRAM市場はサムスン、SK Hynix、マイクロンの3社が96%を独占し、暗黙の了解の談合を行い、出荷個数を150億個に生産調整していました。ところが、2019年には20億円多い172億個が出荷されました。
 
 2000ドルを投じてDRAMeXchangeと契約し(相当痛い)、DRAM価格を分析しましたが、Spot価格は2019年12月頃から上昇する気配がありますが、Contract価格(大口取引価格)は下げ止まったままで、上向く兆しがありません。
 
 したがって、ことDRAMに限って言えば、「メモリ不況は明けていない」。
 
 分からないのは、Contract価格が低迷しているにも関わらず、DRAM出荷個数が四半期で2期連続、過去最高を記録していることです。どなたか、事情をご存じの方がおられたら、教えて頂けないでしょうか?

メールマガジン 内側から見た「半導体村」 今まで書けなかった業界秘話

 


 New !!  【2020年2月9日】 Japan Business Press

 
 TSMCは2019年Q4に売上高、営業利益とも過去最高を記録した。また、インテルが10nmの立上に失敗する中、それと同等と言われる7nmが絶好調で、今年生産を開始する5nmも順調に立ち上がっている。EUVの立上でも大きくサムスン電子をリードしており、業績も微細化も、ビッグ3の中で群を抜いている。
 
 しかし今、TSMCは非常に難しい経営判断を迫られている。米国から軍用半導体を、米国国内で製造するよう圧力をかけられているからだ。TSMCは判断を保留しているが、もし断った場合、米国に報復措置を取られる可能性がある。
 
 米国は中国ファーウエイをELに追加した。これによって米国製品の輸出が禁止された。米国製品でなくても、米国の知財が25%以上含まれていると輸出禁止になる。TSMCは米国製の製造装置としてアプライド、ラムリサーチ、KLAなどを大量に使って半導体を製造しているが、独自の調査で25%規制には引っかからないと判断した。ところが米国は、この規制を「10%以上なら輸出禁止」に厳格化しようとしている。もし、厳格化されたら、TSMCはファーウエイ向けの半導体を製造できなくなるかもしれない。その規模は、TSMCのビジネスの10%を占める。TSMCがどのような判断を下すか、注目が集まっている。
 


【2020年2月1日】 ビジネスジャーナル

 
 経団連の中西会長が最近、「日本型雇用の”年功序列””を見直す」というような発言を行っている。しかし私は、日本の雇用システムは、”年序列”であると思う。
 
 ”功”など有っても無くても、ある年齢になったら係長(主任)になり、課長になる。また、年齢が上がれば、給料もほぼ全員同じように昇給する。そして、55歳前後になると役職定年になり、60歳になると定年になる。
 
 有能であろうとなかろうと、ほとんどの会社員はこのような経歴を辿る。これが”年序列”でなくて何だというのか?
 
 あらゆる日本の会社の社長に言いたい。本当の”年功序列”を取り入れてみろよ、と。
 
 プロ野球の年俸は、本当に”年功序列”になっている。例えば、今年2020年の年俸は、2019年の年俸を基準として、2019年一年間、どれだけ活躍したかどうかによって、大きくアップしたりダウンしたりする。どれだけ有名な選手であろうとも、活躍できなければ年俸は大きく下がり、場合によっては戦力外通告を受ける。これが真の”年功序列”ではないのか?



【2020年1月17日】 EE Times Japan

 
 3年ぶりに半導体売上高1位に返り咲いたインテルだが、依然として10nmプロセスが立ち上がらない上に、2年連続で150億ドル規模の設備投資を行っているにも関わらず、14nmプロセッサも満足に供給できていない。
 
 2016年Q3に世界で1.36億個出荷されたプロセッサは、2019年Q1に4800万出荷個少ない8800万個に落ち込んだ。そしてプロセッサ供給不足が原因で2019年はメモリの大不況を引き起こしてしまった。
 
 インテルの14nm工場はフル稼働なのに、なぜインテルはプロセッサを十分に供給できないのか? その原因の分析を『インテル、困ってる?』の記事で論じました。
 


【2020年1月15日】 講演予定

 
 2020年の講演予定を追加しました。